──見栄えは地味なれど、配当の実は豊か──
このエプコという企業を高配当株として評価する理由を、五つの観点から説こう。
※すこぶるかわいがっている銘柄であるが故、「エプ子」と表記することがある。
1. 水と電気、これぞ現代の命の道なり
エプコの主業は、住宅における給排水や電気の設計支援。言わば、家という体に血を通わせる血管を設計するが如し。しかも、ただの設計屋ではない。大手ハウスメーカーの裏方として、必要とされ続ける縁の下の力持ちである。
派手さはないが、こういう企業こそ不況にも強く、配当が安定しやすいのだ。
- エプコは住宅の給排水・電気などの設計支援やコールセンター業務を行っている会社です。
- 大手ハウスメーカー(特に一条工務店)との取引が中心で、安定した需要と収益基盤を持っています。
- 住宅着工件数の影響は受けるものの、生活インフラに関わる事業なので長期的な需要は底堅いです。
2. 高配当、手頃な株価、まさに勤倹投資の好例
配当利回りは、年によっては五分に迫る。しかも株価は手頃で、小遣いを貯めて買える身近な高配当株である。
わたしが「給料の四分の一天引きで投資せよ」と説いた通り、こういう株にこそ地道な蓄財の第一歩を踏み出すべきである。
- 2025年時点での配当利回りは4〜5%台と高水準。
- 株価が比較的低位であるため、少額で高配当を狙いやすい銘柄です。
- 会社側も「安定的かつ継続的な配当を基本方針」として掲げており、長期保有に安心感があります。
3. ストック型収益、まるで月給取りのように
この会社は設計支援のみならず、住宅設備のメンテナンス窓口やIoT監視サービスも手がけておる。これは、一度契約すれば継続して金が入る、まさに給料のような収益構造。
わたしが好んだのは、配当だけでなく「安定した収入を生む株」である。エプコは、その条件を満たしておる。
- 設計支援だけでなく、住宅のメンテナンスに関するコールセンター事業やIoTサービスなど、継続課金型(ストック型)サービスが拡大中。
- これにより収益の安定性が増しており、配当余力も強化されつつあります。
4. 借金少なく、資本厚く、経営堅実
自己資本比率は六割を超え、財務体質も健全。借金に頼らず、自らの足で立つ企業である。
企業というものは、見かけの売上よりも財務の足腰こそが命。嵐が来たときに倒れぬ企業にこそ、安心して金を託せる。
- 自己資本比率は60〜70%と健全で、倒産リスクが低く、無理な借入も少ない堅実経営。
- 業績波はあるものの、キャッシュフローはプラス傾向で、配当維持の裏付けとなる財務体力があります。
5. 株主に報いようとする姿勢あり
エプコは、配当を安定的に出すだけでなく、自社株買いも行う。これは、「我が社の株は価値がある」と自ら示す行動である。
こういう企業は、株主を「ただの資金提供者」ではなく「仲間」と見ておる証拠である。長く持つにふさわしい。
- 毎年の配当だけでなく、**自己株式の取得(自社株買い)**も行っており、総還元性向を意識した経営を行っています。
- 長期保有者にとっては、インカムゲイン+将来的な株価上昇の可能性も見込める点が魅力です。
結び及び補足:注意点
わたしは常に言っておった。「金は雪玉のように転がせ。しかも、固く締まった玉でなければ、すぐ崩れる。」
エプコのごとき、堅実にして配当豊かな株は、小さき雪玉を育てるには最適な芯となる。
- 住宅市場の影響を受けやすいため、新築着工数の落ち込みが短期的な業績に影響する可能性あり。
- ただし、今後はメンテナンス事業など非新築依存の事業に軸足を移す方向性もあり、中長期ではリスク低減の動きが見られます。
総じて、「堅実な住宅インフラ系事業 × 高配当 × 小型株」という特徴を持つエプコは、長期で安定収入を得たい投資家に向いた銘柄である。
短期で利を追う者には物足りぬかもしれぬ。だが、十年、二十年と持ち続ければ、必ず報いを得る。
君よ、まずは一株でもよい。買って、寝かせて、配当でさらに買い増せ。
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